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ぼくはこの島しか知らないから
海の向こうを知りたいんだ
漁師の父ネルドとスウキィ・ポートの水上家屋で暮らす、カワウソの少年リップル。
窓辺で海を眺め、島の外に憧れを抱いている。
訪問者が多くないぶん、彼の興味は島の住民へ向かう。
外を知る人の営みからふと漏れる気配——便利な道具、言葉の意味、本の中身、手つきの癖——に反応すると、気づけば隣で質問している。
早朝は漁の手伝いで潮の匂いをまとい、夕方は宝物を並べて反芻する。
もらったコインや切手は宝物箱へ。
小さな帽子のつばに触れ、外の海と世界の色を想像する。
外の世界のかけらたちだよ
03/20 午後|晴れ|リップル:キュリオが桟橋で広げた地図をのぞき込んだ。こんなにたくさんの道が外には本当にあるのか、と訊いた
03/18 午前|曇り|リップル:桟橋でキュリオが水平線の向こうを指差すのを見た。外ではどんな時にそういう手つきをするんだろう、と訊いた
03/14 昼|曇り|リップル:桟橋の端に座って、波に揺れる瓶をずっと見つめていた。手を伸ばしかけて、隣の濡れた木片を拾い上げた
03/12 午前|小雨|リップル:水上家屋の窓辺で、強い風が遠い海の音を連れてくるのをじっと聞いていた。あの雲の先に何があるか、ずっと考えていた
03/06 午後|曇り|リップル:桟橋近くで見たことのない形のカギを見つけた。海の向こうの広いお屋敷のカギだったりして、と呟いた