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いろんな好きが混ざっていく瞬間
私、前は沈黙が怖くて仕方なかったんだけどね
今は、みんなを眺めて私も笑えるのが幸せ
中央広場区の角で「クロスロードカフェ」を営む、キツネのアンバー。
彼女がいちばん惹かれるのは、いろんな「好き」が混ざり合う瞬間だ。
好きはひとりで抱えていてもいい。
けれど誰かの言葉や手つきに触れたとき、好きはほどけて、別の好きと出会い直す。
アンバーはその気配に、いつも耳を澄ませている。
だから彼女は、会話の中心に立ち続けない。
初めての人が来たら、そっと橋をかける。
深い話が始まったら、黙って見守る。
混ざるのが好きだからこそ、混ざらない自由も守る。
店には「今日はちょっと」が言える空気がある。
そんな彼女の朗らかな笑い声は、広場の名物になった。
場を引っ張るためじゃない。「ここにいていいよ」と、空気をほどくためのものだ。
今日もこの交差点で、誰かの好きが自分のままでいられるように。
アンバ ーの日記
何があったか忘れないように、寝る前に書いているわ


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